『りっちゃ〜ん、食べに来てや〜』

高校三年生の甥っ子に、誘われたら行かないわけないでしょう!

バイトをしている飲食店に、正月に皆で行ってきた。

春に卒業を迎える彼は、そこのお店に内定をもらっていて、

慣れる為と、運転免許の費用の為に、

ずっと前から、働いていたらしい。。。

小さい時から可愛がってきた彼が、早くも社会に出て行く。

接客業を選んだのは、

『お客様をとおして、自分もときめきたいから。。。』と、

少し???な気もするが、

接客をしている彼の姿を見ていたら、

誰よりも輝いていた。。。

叔母バカで涙が出そうになったから、

じーっと見つめるのはやめたけど、

一緒に行った、私の父親も母親も旦那さんも妹も、

きっと同じ気持ちだったと思う。

春に母親を亡くすという、悲しい悲しい出来事にも屈せず、

母親が大好きだったお店で働く彼を、

私はずーっと応援していく。。。



                      ヒガシノ リツコ