無性に、納豆ご飯が食べたくなって、

帰宅後一人で食べていたら、

長男が、俺にも食わせろと言う。

一口やると、『これ、俺に全部食べさせろ』と言う始末。

この日にかぎって、ご飯も納豆も一人分だけ。

今思えば、大人気ない母親だったと思うけど、

絶対一人で全部食べたくて、

『これはお母さんの。違うの食べて』と私。

息子も息子。

ふてて、しかも大声で泣き始めた。

それを見ていた娘。


『なんで納豆ご飯でこんな事になるん!!!』


真剣に叱ってくる。

しょんぼりしたのは、もちろん私。

おちもなにもないが、

『息子が納豆が好き』という事と、

『母を叱る娘に、成長を感じる』という事が分かっただけ、

意味ある出来事だったと思う。






今時の小学校の教科書は、こんなにも可愛い。

ただいま、『くじらぐも』の勉強中。

私もしたした!


                      ヒガシノ リツコ