近所に住む、小学生の女の子が、
学校の帰り道に、よく花屋を覗いてくれる。
『この花なんて名前?』とか、
『今日、いっぱい売れた〜?』とか、色んな声かけをしてくれたり、
時には、静かに本を読んでいたり。。。
彼女なりの、花屋の空間を楽しんでくれている。(たぶん。。。)
実は、小さい時からの常連さん。
ママに連れられての、それこそ赤ちゃんの時からの。。。
それゆえ、こちらのおうちのお子さん達は、
みんな自然と『花を贈る習慣』が身に付いていて、
ご両親の結婚記念日には、
おこずかいを出しあっては、お花を贈っている。。。
きっと、この子達は、
大人になっても、
何かの時は『花を贈れる』人になっているんだろうな。
これからの長い人生において、
嬉しい時も、そして悲しい時も、
気持ちを後押ししてくれたり、慰めてくれたりする、
『花のパワー』を感じれる大人になるだろう。
そして、どこかの花屋を訪れるたび、
『あ〜、小さい時、あの小松の花屋行ってたな〜』と、
思い出してくれるのであれば、
私たちにとって、こんなに嬉しい事はない。
最初のきっかけを与えるのは、
まずは大人から。
特に親から。
そんな事を、すごく感じさせられた。。。
ヒガシノ リツコ